押切町
おしきりちよう
[現在地名]宇都宮市大通り三丁目・一番町・三番町・天神一丁目・駅前通り二丁目・南大通り一―二丁目
北は上河原町、西は石町に続く町人町。東は蛇行する田川を隔てて宿郷村。北部に町家があり、南部は田川と釜川に挟まれる。松平忠弘時代の城下図(東大史料編纂所蔵)によれば、南北筋と東西筋の両方に町名が記され、東西筋の東端田川には橋が描かれ八日市場に続いている。元禄一四年(一七〇一)江野町御用地取上げの代地として下押切町に薪小屋が建設され、正徳元年(一七一一)より当町支配となる(宇都宮史)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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