押小路通(読み)おしこうじどおり

日本歴史地名大系 「押小路通」の解説

押小路通
おしこうじどおり

平安京の押小路にほぼ該当し、二条大路にじようおおじ(現二条通)三条坊門小路さんじようぼうもんこうじ(現御池通)の間を東西に通る。「坊目誌」は「東は寺町に起り、西は堀川に至る。延暦中開通する所にして、文明以来荒廃に帰す。天正中再開せしが、烏丸以西は通ぜず。宝永五年三月大火後油小路までを開く。当時新道と称す。油小路堀川間は明治八年十一月に通ず。又寺町河原町間に本能寺妙満寺の間本能寺ノ辻子亦竈辻子へつヽいのつじと称するあり、明治二年閉塞す」とその沿革を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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