精選版 日本国語大辞典 「押引」の意味・読み・例文・類語
おし‐ひき【押引】
〘名〙
① 押したり、引いたりすること。
※定頼集(1053頃)「梓弓をしひきしつつ夜もすがらややといへどもいる人もなし」
※政談(1727頃)「金を出し、貰ひ請て用を弁ずることなる故、直段の押引はあれども、押買はならぬことなれば」
おし‐ひ・く【押引】
〘他カ四〙 押したり引いたりする。
※百法顕幽抄平安中期点(900頃)「推(オシ)挽(ヒク)になほし須彌山のごとくして、終に動かすこと能はず」
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