押詰(読み)おしつまり

精選版 日本国語大辞典 「押詰」の意味・読み・例文・類語

おし‐つまり【押詰】

  1. 〘 名詞 〙 物事が終わりに近づくこと。事態が切迫すること。特に、年末が近づくこと。また、その時期。おしつもり。
    1. [初出の実例]「去年の押詰(オシツマ)りに、寅松がどこからか窃(そっ)と舞戻って来て」(出典半七捕物帳(1923)〈岡本綺堂〉春の雪解)

おし‐つめ【押詰】

  1. 〘 名詞 〙 年の暮。歳末
    1. [初出の実例]「どやらかうやらおしつめ迄に製本出来、うり出し候はば、これも正月御地え本廻り可申候」(出典:小津桂窓宛馬琴書簡‐天保四年(1833)一一月六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android