精選版 日本国語大辞典 「押詰」の意味・読み・例文・類語
おし‐つ・める【押詰】
[1] 〘他マ下一〙 おしつ・む 〘他マ下二〙
① おしてつめこむ。
② おして身動きできないようにする。ゆきづまらす。追いこむ。
③ 要約する。簡略にする。つづめる。
※彼の歩んだ道(1965)〈末川博〉四「押しつめて端的にいえば」
[2] 〘自マ下一〙
① 年末になる。おしつまる。
② 身動きできないほどつまる。
おし‐つまり【押詰】
〘名〙 物事が終わりに近づくこと。事態が切迫すること。特に、年末が近づくこと。また、その時期。おしつもり。
※半七捕物帳(1923)〈岡本綺堂〉春の雪解「去年の押詰(オシツマ)りに、寅松がどこからか窃(そっ)と舞戻って来て」
おし‐つめ【押詰】
〘名〙 年の暮。歳末。
※小津桂窓宛馬琴書簡‐天保四年(1833)一一月六日「どやらかうやらおしつめ迄に製本出来、うり出し候はば、これも正月御地え本廻り可申候」
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