拇戦(読み)ぼせん

精選版 日本国語大辞典 「拇戦」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐せん【拇戦】

〘名〙
① 拳(けん)をうつこと。拳。
江戸繁昌記(1832‐36)四「是那の時世拇戦(〈注〉ケン)ならずや」 〔国朝漢学師承記‐朱笥河〕
指相撲(ゆびずもう)のこと。〔風俗画報‐五一号(1893)遊芸門〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「拇戦」の読み・字形・画数・意味

【拇戦】ぼせん

拳をうつ。

字通「拇」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の拇戦の言及

【拳】より

…拳の種類によってそれぞれの取り決めがある。拳戯は中国からの渡来遊戯とするのが通説で,中国では拇戦,拇陣,中指之戯などと呼ばれ,酒宴の座興として行われた。日本では拳打あるいは○○拳と呼ばれ,江戸期に長崎から京坂,そして江戸へと伝えられた。…

※「拇戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android