指相撲(読み)ユビズモウ

デジタル大辞泉 「指相撲」の意味・読み・例文・類語

ゆび‐ずもう〔‐ずまふ〕【指相撲】

互い左右同じほうの手の指4本を曲げて組み合い、親指を立てて相手の指を押さえつけようとする遊び。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「指相撲」の意味・読み・例文・類語

ゆび‐ずもう‥ずまふ【指相撲】

  1. 〘 名詞 〙 二人が左右同じ方の手を出し、親指を除く四本の指をまげてひっかけ合い、親指で相手の親指を押し伏せると勝ちとする遊戯
    1. [初出の実例]「拇戦ともいふと、いへども、これは指相撲(ユヒスマウ)の事なりと聞けり」(出典風俗画報‐五一号(1893)遊芸門)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「指相撲」の意味・わかりやすい解説

指相撲
ゆびずもう

指の技巧を競う遊び。二人が互いに同じ側の手を出し、親指(拇指(ぼし))を立てて他の4本の指を曲げて互いにひっかけ合い、親指だけで、合図とともに相手の親指を押さえ付ける遊び。競技するほうの肘(ひじ)は胴につけておくか、台の上にのせるかしなければならない。古くは拇戦(ぼせん)とよんだ。

高野 修]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android