拉鬼体(読み)らっきてい

精選版 日本国語大辞典 「拉鬼体」の意味・読み・例文・類語

らっき‐てい【拉鬼体】

  1. 〘 名詞 〙 藤原定家がたてた和歌十体一つ。強いしらべの歌。のち、能楽風体にも用いられた語。拉鬼様。→十体(じってい)(ハ)
    1. [初出の実例]「かやうに申せばとて必ず拉鬼躰が歌のすぐれたる躰にてあるには候まじ」(出典:毎月抄(1219))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android