最新 地学事典 「拓洋」の解説
たくよう
拓洋
Takuyo
海上保安庁海洋情報部所属の大型測量船。1983年に就役。総トン数約2,400トン。日本で初めてマルチビーム測深機であるシービームが装備された。1984年には世界最深部であるマリアナ海溝チャレンジャー海淵の測深を行い,それに基づいた10,920mが大洋水深総図(GEBCO)の公式値として採用された。1983年から2008年まで25年間にわたって実施された日本の大陸棚調査において中心的に活躍し,フィリピン海の島弧・背弧のマッピングと構造発達史の精密化などに大きく貢献。2013年に自律型潜水調査機器(AUV)の母船としての改造がなされた。2014年には搭載されているAUV「ごんどう」により中部琉球弧で世界最大級の熱水サイトであるごんどうサイトを発見。先代は,1957年に就役し,総トン数約770トンであった。
執筆者:小原 泰彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

