拓洋(読み)たくよう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「拓洋」の意味・わかりやすい解説

拓洋
たくよう

海上保安庁水路部に所属する測量船総トン数 2600tで,マルチナロービーム測深機シービームをはじめ各種の音響測深機や海上磁力計,海上重力計など多数の計測機を備えている。日本最初にマルチナロービーム測深機を採用したことで知られている。この装置を使用して,第一鹿島海山日本海溝にもぐりこもうとしているようすを地形的に明らかにするなど,日本海溝の地形調査などで多く実績をあげている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android