拳拳(読み)ケンケン

デジタル大辞泉 「拳拳」の意味・読み・例文・類語

けん‐けん【拳拳】

[形動タリ]
捧げ持つさま。固く握って離さないさま。
つつしむさま。

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精選版 日本国語大辞典 「拳拳」の意味・読み・例文・類語

けん‐けん【拳拳】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. ( 堅く握って離さない意 ) 捧持するさま。熱心に敬慕の心を持ち続けること。
    1. [初出の実例]「感君拳拳有厚意勉強起来払烏皮」(出典:東海一漚集(1375頃)一・送沢雲夢)
  3. つつしむさま。
    1. [初出の実例]「当手足之際、拳拳嘱後事」(出典:東海一漚余滴(1375頃)祭無涯和尚文)
    2. [その他の文献]〔漢書‐貢禹伝〕

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普及版 字通 「拳拳」の読み・字形・画数・意味

【拳拳】けんけん

大事に奉持して失わぬさま。〔中庸、八〕子曰く、(顔)回の人と爲りや、中庸を擇び、一善を得ては、則ち膺(ふくよう)して、之れを失はずと。

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