勉強(読み)ベンキョウ

デジタル大辞泉 「勉強」の意味・読み・例文・類語

べん‐きょう〔‐キヤウ〕【勉強】

[名](スル)
学問技芸などを学ぶこと。「徹夜勉強する」「音楽勉強する」
物事に精を出すこと。努力すること。
「何時までもこんな事に―するでもなし」〈福沢福翁自伝
経験を積むこと。「今度の仕事はいい勉強になった」
商人商品を値引きして安く売ること。「思い切って勉強しておきます」
[類語](1学習勉学研鑽けんさん勤学研修研学修学修業しゅぎょう・しゅうぎょう修練習練稽古けいこ学業復習学問学ぶ/(2勉励精励精進しょうじん出精/(4負ける値引きするおまけする奉仕するサービスする泣く色を付ける

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精選版 日本国語大辞典 「勉強」の意味・読み・例文・類語

べん‐きょう‥キャウ【勉強】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 努力をして困難に立ち向かうこと。熱心に物事を行なうこと。励むこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「力の叶わぬ所、心のかなわぬ所をつとめてするぞ。勉強と云ぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)二)
    2. 「その余は、勉強なる農民に借し」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九)
    3. [その他の文献]〔礼記‐中庸〕
  3. 気がすすまないことを、しかたなしにすること。
    1. [初出の実例]「弟子今出家す。乃(すなはち)性の安ずる所にして半点の勉強(ベンキャウ)(〈注〉シイテスル)なし」(出典:通俗酔菩提全伝(1759)一)
  4. 将来のために学問や技術などを学ぶこと。学校の各教科や、珠算習字などの実用的な知識・技術を習い覚えること。学習。また、社会生活や仕事などで修業や経験を積むこと。
    1. [初出の実例]「今の学者豈一層勉強せざる可んや」(出典:新聞雑誌‐一七号・明治四年(1871)一〇月)
  5. 商品を安く売ること。商品を値引きして売ること。また、比喩的に用いて、大目に見ること。おまけをすること。
    1. [初出の実例]「勉強(ベンキャウ)をして千円で御引き受け申さう」(出典:花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉中)

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普及版 字通 「勉強」の読み・字形・画数・意味

【勉強】べんきよう(きやう)

努力。〔中庸、二十〕或いは安んじて之れを行ひ、或いは利して之れを行ひ、或いは強して之れを行ふ。其の功をすにんでは一なり。

字通「勉」の項目を見る

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とっさの日本語便利帳 「勉強」の解説

勉強

日本では学習、安売り中国ではようやく、やっとのこと。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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