拾芥記(読み)しゅうがいき

改訂新版 世界大百科事典 「拾芥記」の意味・わかりやすい解説

拾芥記 (しゅうがいき)

室町時代末期の公家,儒学者菅原(五条)為学の日記。2巻。異称は《為学卿記》《五条為学記》《為記》。1484年(文明16)から1521年(大永1)にわたるが,1490年(延徳2)までは自身の学歴菅原氏の内部事情などを主としたものである。それ以後は日次記の体裁をとり,簡単な記述ではあるが,当時の朝廷幕府動向,京都の社会情勢などを示している。《改定史籍集覧》所収
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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