持扇(読み)もちおうぎ

精選版 日本国語大辞典 「持扇」の意味・読み・例文・類語

もち‐おうぎ‥あふぎ【持扇】

  1. 〘 名詞 〙 所持している扇。特に、陣中で持つ扇の称。もちせんす。
    1. [初出の実例]「よろしき付句をいたされし時は、座中肝にめいじ、我をおぼえず同音に誉て、持扇(モチアフギ)はし書付」(出典浮世草子西鶴織留(1694)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android