指ぬき(読み)ゆびぬき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「指ぬき」の意味・わかりやすい解説

指ぬき
ゆびぬき

裁縫用具の一種手縫いのとき,運針を容易にするとともに,針によるけがを防ぐための用具。皮革金属,合成樹脂製などがある。小さなくぼみがたくさんつけてある幅 1cmぐらいの指輪で,中指の中央にはめ,くぼみの一つに針の頭を当てて使う。飛鳥奈良時代に中国から伝来したもの。ほかに皿付き指ぬきといい,くぼみをつけた金属製の皿を手のひらに当て,長針の運針に用いるものもある。また洋裁用のものとして,指にかぶせる形のものもある。

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