精選版 日本国語大辞典 「指分」の意味・読み・例文・類語 さし‐わけ【指分】 〘 名詞 〙① 将棋で、何番かの勝負の結果、対戦成績が同じであること。[初出の実例]「将棋聯盟の採点法を用ゐれば、木村八段が点数が少いといふやうに云ったが、これは間違ひで、たとひ逆の指分けでも同点であるさうである」(出典:話の屑籠〈菊池寛〉昭和九年(1934)三月)② 能楽の舞の型の一つ。正面から左手で左へさしてまわし、つぎに右手で右へさしてまわす型。左右の情景を描いたり、見まわしたりするような表現に用いる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例