指方村(読み)さしかたむら

日本歴史地名大系 「指方村」の解説

指方村
さしかたむら

[現在地名]佐世保市指方町・ハウステンボスまち

江上えがみ村の東に位置し、東は早岐はいき瀬戸、南は大村湾に臨む。北に飯盛いいもり山がある。かな山の近くに佐志方詮芳(善芳)居城であったとされるたて城跡がある。地内の飯盛小島こじま寺墓地に五輪塔(花崗岩製)が一基分ある。彼杵そのき郡のうちで、江戸時代は平戸藩領相神浦筋郡代の管轄下。慶長九年(一六〇四)の平戸領惣目録に佐志方とみえ、高四〇八石余、田二六町三反余・畠一〇町八反余、物成一九一石余・小物成二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android