指神(読み)さすがみ

精選版 日本国語大辞典 「指神」の意味・読み・例文・類語

さす‐がみ【指神】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代から日本に流行していた方角神である天一神(なかがみ・ながかみ)の俗称。この神のいる方角は、ふたがり(ふさがり)といって忌み避ける風習が盛んであったところから、万事にさし出て邪魔をする神の意。転じて、何事にも口出しをする者。〔運歩色葉(1548)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android