指紋認証(読み)シモンニンショウ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「指紋認証」の意味・わかりやすい解説

指紋認証
しもんにんしょう

手の指紋を判別することで、個人を特定するシステム。その人だけがもつ身体的特徴や行動などを利用して識別する、生体認証の一つ。

 すべての人間の指紋は違っており、一生変わらないため、その情報を蓄積しておけば個人を識別できる。犯罪捜査時に、残された指紋で犯人を特定する技術として発展してきた。その後、指紋のスキャニング技術の発展や、認証システムの高度化、指紋を読み取るセンサーの小型化などにより、大型コンピュータだけでなくパソコンレベルでも指紋認証が使えるようになったため、一般的にも普及している。

 企業や研究室などでの入退室時の認証、銀行のATM(現金自動預金支払機)での暗証番号入力との組み合せによるセキュリティ強化といった大規模なシステムだけでなく、パソコンやUSBメモリーなどへのアクセス制限、自動車の盗難防止システムなどの個人利用まで、幅広く活用されるようになってきている。一方、残った指紋を写し取られたり、シリコンなどで指紋を偽造されるなどの懸念もある。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む