USBメモリー(読み)ゆーえすびーめもりー

日本大百科全書(ニッポニカ) 「USBメモリー」の意味・わかりやすい解説

USBメモリー
ゆーえすびーめもりー

USB接続を可能にするインターフェースをもった外部メモリーのこと。USBフラッシュメモリーともいう。USBは周辺機器をパソコンなどに接続する規格の一つである。パソコンなどの電子機器に備えられたUSBスロットに差して使う。基本的に接続するだけで認識され、データの書き換えも自由にできる。小型で持ち運びができ、使用にフロッピーディスクMOCD-ROMなどのように専用の装置を必要としないため利便性が高い。記憶容量は数MBから100GBを超えるものまであり、コストが下がってきたこともあり、データの受け渡しで広く使われている。一部の市販アプリケーションでは、CD-ROMやDVD-ROMではなく、USBメモリでデータを提供しているものもある。

 また、Vista以降のWindows OSでは、ReadyBoost(レディーブースト)という機能によりUSBメモリー外部記憶装置ではなくキャッシュメモリーとして使うことで、高速化を図ることもできるようになった。

 その他、市販のUSBメモリーには、ワンセグチューナーや動画再生機能、MP3プレーヤーボイスレコーダー、FMラジオ、SDカードスロット付きなど、多くの機能を付加した製品がある。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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