按摩痃癖(読み)あんまけんぺき

精選版 日本国語大辞典 「按摩痃癖」の意味・読み・例文・類語

あんま‐けんぺき【按摩痃癖】

〘名〙 (「あんまけんべき」とも。「けんぺき」は首から肩にかけてひきつる病) 江戸時代按摩が町の中を流して歩く呼び声。転じて、按摩術または按摩の称。
洒落本・青楼松之裡(1802)三「按摩痃癖(アンマケンベキ)の笛の音は、忍びあふ格子の相図かとおもはれ」

あんま‐けんびき【按摩痃癖】

俳諧鶉衣(1727‐79)前「月おち馬いななき、草鞋うり・焼酎うり・あんまけんびきの声もおさまりて後」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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