挙業(読み)きょぎょう

精選版 日本国語大辞典 「挙業」の意味・読み・例文・類語

きょ‐ぎょう‥ゲフ【挙業】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 事業をくわだてること。また、その事業。
    1. [初出の実例]「国民能く党を連ね社を結んで其費資を募り、如是豪大の挙業を大成するに至るなり」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉後)
  3. 官吏任用の試験。科挙。また、そのための受験勉強。
    1. [初出の実例]「歴史綱鑑は人の学問をあやまらしむ。もと挙業(キョギョウ)の為に作れる書なれば、唐土人には利益もあるべし」(出典:随筆・孔雀楼筆記(1768)四)
    2. [その他の文献]〔金史‐文芸伝下・元徳明〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「挙業」の読み・字形・画数・意味

【挙業】きよぎよう(げふ)

科挙に応ずるための学問。〔金史、文芸下、元好問伝〕擧業を事とせず。經傳百家に淹貫す。六年にして業り、太行を下り、太河を渡る。箕山・琴臺等の詩を爲(つく)り、~名、京師に震ふ。

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