挟物・挿物(読み)はさみもの

精選版 日本国語大辞典 「挟物・挿物」の意味・読み・例文・類語

はさみ‐もの【挟物・挿物】

〘名〙
① 射技の的の一種臨機に沓(くつ)、扇、紙などの装身具や木の葉などを串にはさんで的としたもの。後世は方八寸(約二四センチメートル)の折敷を用いて式(標準)の挟物とし、その四分の一、すなわち方四寸(約一二センチメートル)のものを四半、九分の一のものを九半という。〔就弓馬儀大概聞書(1464)〕
② 一つ盛りにして出す肴(さかな)。〔日葡辞書(1603‐04)〕
食膳に趣を添えるため、花などにかたどって盛りつけ、供する料理。〔大草殿より相伝之聞書(16C中か)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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