挟紙(読み)はさみがみ

精選版 日本国語大辞典 「挟紙」の意味・読み・例文・類語

はさみ‐がみ【挟紙】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 書物などの必要な箇所に注意のため紙片をはさむこと。また、その紙。しおり。
    1. [初出の実例]「申文〈略〉所々にはさみがみをして」(出典:続古事談(1219)一)
  3. 重ねてある物品に傷がつかないように、その間に紙をはさんでおくこと。また、その紙。
  4. 江戸時代遊女などが、避妊や性病予防などのために女陰の奥に紙をつめたこと。また、その紙。用心紙。つめがみ。
    1. [初出の実例]「二枚づつのはさみ紙をかうて」(出典:浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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