精選版 日本国語大辞典 「挿頭折」の意味・読み・例文・類語 かざし‐おる‥をる【挿頭折】 枕 「かざし」とするために折るの意で、地名「三輪」にかかる。[初出の実例]「かざしおる三輪の繁山かき分けてあはれとぞ思ふ杉立てる門(かど)〈殷富門院大輔〉」(出典:新古今和歌集(1205)雑中・一六四四)挿頭折の補助注記人麻呂歌集の「いにしへにありけむ人も吾が如か三輪の檜原(ひはら)に挿頭(かざし)折りけむ」〔万葉・一一一八〕に基づいて、後世、枕詞ふうに用いられるようになったものか。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例