捌場(読み)はけば

精選版 日本国語大辞典 「捌場」の意味・読み・例文・類語

はけ‐ば【捌場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はける場所。とどこおらないで流れやすいところ。
    1. [初出の実例]「学生達の捌(ハ)け場(バ)は、カフまたカフへだ」(出典:新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉生活の東京)
  3. 商品などを売りさばく場所。また、商品などのよく売れるところ。

はき‐ば【捌場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 滞らないで流れて行く場所。はけば。
  3. 売りさばき先。はけ口。はけば。
    1. [初出の実例]「手重いだけにあの香炉、はき場に困ったを」(出典:歌舞伎・謎帯一寸徳兵衛(1811)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android