捲し掛ける(読み)マクシカケル

精選版 日本国語大辞典 「捲し掛ける」の意味・読み・例文・類語

まくし‐か・ける【捲掛】

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]まくしか・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 勢いはげしくかかっていく。勢いはげしく迫っていく。
    1. [初出の実例]「鶏はまくしかけるに帯隠す」(出典:雑俳・裏若葉(1732))
  3. 息もつかせず、はげしく言い立てる。たてつづけに述べ立てる。まくしたてる。
    1. [初出の実例]「『今この所で岩藤と立合って御覧じゃれ』トまくしかけて云ふ」(出典:歌舞伎・隅田川花御所染(1814)三立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android