普及版 字通 「捶」の読み・字形・画数・意味
捶
11画
[字訓] うつ・むち
[説文解字]

[字形] 形声
声符は垂(すい)。垂は垂直に垂れるもの。〔説文〕十二上に「杖を以て
つなり」とあり、
(すい)(むち)や笞杖(ちじよう)の類で、上から撃つことをいう。[訓義]
1. うつ、むちでうつ、杖でたたく。
2.
と通じ、むち。[古辞書の訓]
〔名義抄〕捶 ウツ・ワキハサム・サス・サシハサム・マダラナリ・カサナル・フルフ・ハマル 〔字鏡集〕捶 カカル・タタク・フルフ・ツク・ムチ・ユクヘ・サシハサム・サク・サキハサム・フデ・マダラナリ・カサナル・ウツ・サス
[語系]
捶・
tjiuaiは同声。垂zjiuaiは垂下、垂下して撃つことをいう。椎(
)diu
i、揣tshiuaiにもみな捶撃の意があり、同系の語であろう。[熟語]
捶殴▶・捶丸▶・捶胸▶・捶句▶・捶撃▶・捶考▶・捶鉤▶・捶策▶・捶殺▶・捶楚▶・捶打▶・捶撻▶・捶笞▶・捶馬▶・捶罵▶・捶表▶・捶撲▶・捶
▶・捶
▶・捶掠▶・捶勒▶[下接語]
駆捶・軽捶・自捶・楚捶・
捶・馬捶・被捶・鞭捶・
捶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

