普及版 字通 「掀」の読み・字形・画数・意味


11画

[字音] キン
[字訓] かかげる・あげる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は欣(きん)。〔説文〕十二上に「擧げて出だすなり」とあり、高くさしあげる意。〔左伝、成十六年〕「を掀(ひ)きて、以て(どろ)より出だす」のように、引き上げる意にも用いる。激浪の勢いを「天を掀(う)つ」という。

[訓義]
1. かかげる、あげる、ひきあげる、はねあげる。
2. 掀掀は、たかいさま。

[古辞書の訓]
名義抄〕掀 アグ

[語系]
掀xianは欣xinの声義を承ける。欣は〔説文〕八下に「笑ひ喜ぶなり」とあり、大笑して口ひげの動くことを掀という。

[熟語]
掀案掀開・掀・掀・掀掀掀掲掀撃掀轟・掀・掀然・掀掀天掀倒掀騰掀動掀簸掀翻掀舞掀涌
[下接語]
怒掀・風掀

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む