排泄口理論(読み)はいせつこうりろん(その他表記)cloacal theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「排泄口理論」の意味・わかりやすい解説

排泄口理論
はいせつこうりろん
cloacal theory

フロイトは,小児 (男児) の性に対する考えの特徴的なものとして,ペニスを持つ女性という観念,および性交をサディズム的に解するような見解を述べた。そして,男児は女児の膣 (ちつ) の存在を知らず,その結果赤ん坊は,排泄 (はいせつ) 物,大便と同様に下界へ排出される」という確信を持つと述べ,この小児の持つ確信を排泄口理論と呼んだ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む