コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

大便 ダイベン

百科事典マイペディアの解説

大便【だいべん】

普通,ヒトの(ふん)をいう。健康人では1日総量100〜250gほどで,そのうち水分は65〜80%。色は胆汁色素ビリルビンやその代謝産物に,臭気インドールスカトール硫化水素などによる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

だいべん【大便 feces】

大便は消化過程の最終産物で,肛門から体外に排出される。大便の量は,食物の種類,分量によって異なるが,混合食の成人では1日100~200g,1日1回が普通である。動物性食品が多いときは量,回数とも少なくなる。大便の3/4は水分で,1/4が固形分である。固形分は,腸内細菌約30%,セルロースなどの食品中の不消化物や脱落消化管上皮約30%,脂質10~20%,無機物10~20%,タンパク質2~3%から成る。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

だいべん【大便】

人間が肛門から排泄する食物のかす。くそ。糞ふん。便。うんこ。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大便
だいべん

消化過程の最終産物で、肛門(こうもん)から排泄(はいせつ)される糞便(ふんべん)をいう。食物の不消化部分、消化液、消化管上皮の剥離(はくり)したもの、腸内細菌などを含む。大便の量および回数は食物の種類や分量、消化吸収状態によって異なるが、だいたい1日100~200グラムで、1日1回が普通である。一般に、動物性食品を多くとると植物性食品の多食時に比べて量・回数とも少なくなる。色は胆汁色素によって黄褐色を呈するが、肉食が多いと黒褐色となり、下痢便では黄色ないし黄緑色となる。また薬剤の服用によっても種々の色を呈し、鉄剤やビスマス剤では黒色、センナ剤では黄赤色、ケイ酸アルミ剤では銀灰色となる。上部消化管で多量の出血があると、タール状の黒色泥状便となる。
 大便の異常としては水分の多い下痢便と、排便の回数が健康時に比べて少ない、あるいは量が少なくて不快感を伴う便秘がある。また、糞便中の脂肪量は日本人の場合、1日3グラム以下を正常とするが、5グラム以上になると異常とされ、脂肪便とよばれる。これは軟便で水に浮き、吸収不良症候群にみられる症状の一つである。なお、大便の臭気はインドール、スカトール、硫化水素などによるもので、肉食が多いとこれらの発生が増して臭気が強くなる。
 糞便の検査は消化器疾患の診断上非常に有用で、量、回数、色、形状、臭気などのほか、顕微鏡による成分や寄生虫卵の検査、潜血反応などが調べられる。[柳下徳雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

大便の関連キーワード糞詰まり・糞詰りうんこ糞・屎うんち渋り腹下痢便大便所大小便蟹屎秘結検体緑便二穴一穴排便軟便糞尿両便糞便屎尿

今日のキーワード

所信表明演説

政府の長が施政に関する考え方を明らかにするために行う演説。日本の国会では、臨時国会や特別国会の冒頭に内閣総理大臣が衆議院および参議院の本会議場で行い、当面の問題を中心にその国会における内閣の方針を示す...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

大便の関連情報