採椽(読み)さいてん

精選版 日本国語大辞典 「採椽」の意味・読み・例文・類語

さい‐てん【採椽】

〘名〙 (「椽」は垂木(たるき)の意) 山から切りとったままの木を材料としてつくった垂木。丸太の垂木。転じて、質素な建築のたとえとしてもいう。
※本朝文粋(1060頃)二・封事三箇条〈菅原文時〉「伏惟。采椽土階。清風扇于古、損膳減服」 〔韓非子‐五蠧〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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