接合型トランジスタ(読み)せつごうがたトランジスタ(英語表記)junction type transistor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「接合型トランジスタ」の意味・わかりやすい解説

接合型トランジスタ
せつごうがたトランジスタ
junction type transistor

トランジスタのうちp-n接合を基本単位としてもつものをいい,点接触型トランジスタに対比するもの。点接触型に比べ動作安定で,点接触型に完全に取って代った。p-n-p型およびn-p-n型があり,後者のほうが高周波特性がよい。エミッタからベースへの少数キャリア注入による伝導度変調を動作原理とするもので,その意味では動作原理を異にするMOS電界効果トランジスタに対比するともいえる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android