デジタル大辞泉 「掻い撫づ」の意味・読み・例文・類語 かい‐な・ず〔‐なづ〕【×掻い×撫づ】 [動ダ下二]《「かきなづ」の音変化》なでる。「ただ一人ゐたる所に、この猫が向ひゐたれば、―・でつつ」〈更級〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「掻い撫づ」の意味・読み・例文・類語 かい‐な・ず‥なづ【掻撫】 〘 他動詞 ダ下二段活用 〙 ( 「かい」は接頭語 ) なでる。[初出の実例]「中間(なか)に一りの少女(をとめ)を置(すえ)て掻撫(カイナテつつ)(〔江〕同レ之)哭く」(出典:日本書紀(720)神代上(乾元本訓))「かいなでつつかへりみがちにて出で給ひぬ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若紫) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例