掻き乱る(読み)カキミダル

デジタル大辞泉 「掻き乱る」の意味・読み・例文・類語

かき‐みだ・る【×掻き乱る】

[動ラ四]心の平静物事のまとまりが失われる。
「いとど心のうちは―・りて」〈狭衣・四〉
[動ラ下二]かきみだれる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掻き乱る」の意味・読み・例文・類語

かき‐みだ・る【掻乱】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「かき」は接頭語 ) まとまりや穏やかさが失われる。多く、気持が混乱する、思い悩むことにいう。
    1. [初出の実例]「心地かきみたりて堪へがたければ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙かきみだれる(掻乱)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android