掻き寄せる(読み)カキヨセル

デジタル大辞泉 「掻き寄せる」の意味・読み・例文・類語

かき‐よ・せる【×掻き寄せる】

[動サ下一][文]かきよ・す[サ下二]
ばらばらに散らばっているものを、一つ所に寄せ集める。「落ち葉を熊手で―・せる」
自分近くに引き寄せる。「毛布を―・せる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掻き寄せる」の意味・読み・例文・類語

かき‐よ・せる【掻寄】

  1. 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]かきよ・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙
  2. 手などを動かして、物を手元に引き寄せる。
    1. [初出の実例]「手肱(たなひぢ)水沫(みなわ)画き垂れ、向股(むかはき)に泥(ひぢ)画寄(カキよせ)て」(出典:延喜式(927)祝詞(九条家本訓))
    2. 「前足で〈略〉菜っ葉を掻き寄せる」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)
  3. 散らばったものを一か所に集める。かき集める。寄せ集める。
    1. [初出の実例]「香の御唐櫃、御廚子などばかりあるは、こなたかなたにかきよせて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)
  4. 人を抱き寄せる。懐抱する。
    1. [初出の実例]「翁装束ときて臥してかきよすれば」(出典:落窪物語(10C後)二)
    2. 「五秋は古馴染の体をかきよせるやうにした」(出典:続末枯(1918)〈久保田万太郎〉)

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