掻き崩す(読み)カキクズス

デジタル大辞泉 「掻き崩す」の意味・読み・例文・類語

かき‐くず・す〔‐くづす〕【×掻き崩す】

[動サ四]
傷などを、ひっ掻いて悪くさせる。
少しずつなくなる。なしくずしにする。
十月時雨紅葉―・し」〈宇津保・楼上下〉
少しずつぽつりぽつりと話す。
「心に思ふやう、身のあることを―・し言ふにぞ」〈かげろふ・中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android