掻き板(読み)カキイタ

デジタル大辞泉 「掻き板」の意味・読み・例文・類語

かき‐いた【×掻き板/×攪き板】

物をたち切るのに用いる板。裁ち物をするときや、元服儀式冠者の髪の端をのせて切りそろえるときに使う。一説に、漆塗りの板で、書いた文字を消して何回も使えるようにしたもの。
「人の家につきづきしきもの…衝立ついたて障子。―」〈・二三五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android