掻笥(読み)かいげ

精選版 日本国語大辞典 「掻笥」の意味・読み・例文・類語

かい‐げ【掻笥・匙かひ笥】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 風呂場などで、湯や水を汲むのに用いる小桶。また、柄杓(ひしゃく)。かいぎ。かいげしゃく。かいげひしゃく。
    1. [初出の実例]「湯屋風呂にて進退の事。湯を汲、掻笥懸る所へ添左手」(出典:海人藻芥(1420))
  3. 特にうち片手桶(かたておけ)をいう。
    1. [初出の実例]「江戸にてはかたてをけ又さるぼう〈略〉加賀にてかいげ」(出典:物類称呼(1775)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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