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進退 シダイ

デジタル大辞泉の解説

し‐だい【進退】

《「しんだい」の撥音の無表記》自由にすること。思いどおりにすること。
「もとより、―ならぬ人の御ことなれば」〈真木柱

しん‐たい【進退】

[名](スル)《古くは「しんだい」とも》
進むことと退くこと。動くこと。
「常人の情は兎角世の風潮に従いて―する者にて」〈西村茂樹・日本道徳論〉
身を動かすこと。立ち居振る舞い。「挙止進退
職を辞めるかとどまるかという、身の去就。「進退を共にする」「進退去就の時機」「出処進退
心のままに扱うこと。自由に支配すること。
「屏風(びゃうぶ)の高きを、いとよく―して」〈・一二〇〉
「国ヲ―スル」〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しだい【進退】

〔「しんだい」の撥音「ん」の無表記〕
自由になること。 「我が-にはかなふまじきなめり/落窪 1

しんたい【進退】

( 名 ) スル 〔古くは「しんだい」とも〕
進むことと退くこと。動くこと。 「 -きわまる」 「軽々に-する如きは、決して大海将の為すべき所でない/此一戦 広徳
行動すること。振る舞うこと。 「挙措-」 「貴君あなたが貴君の考どほりに-して良心に対して毫すこしも恥る所が無ければ/浮雲 四迷
職を続けるかやめるかの身の処置。 「出処-」 「 -を伺う」 「 -を明らかにする」
物を自由に移動させること。 「 屛風の高きをいとよく-して/枕草子 120
人や物を自分の思い通りにすること。また、思い通りにできる人や物。 「悪行の僧どもあまた有れど、我等が-に懸からぬ者は无し/今昔 20
所領・所職などの宛行あておこない・没収・改易などの権限を自由に行使すること。また、その所領や所職。
[句項目]

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の進退の言及

【進止】より

…〈進退〉もほぼ同義。原義は進むことと止まること,つまり進退,挙動,行動そのものを指す言葉であるが,すでに中国でも,他人のそれについての指示という意味をももっており,これが日本に伝わり,〈進止すべし〉(《左経記》)と〈進止を蒙る〉(《令集解》)の二つの用法が並び行われたが,やがて後者の意味が拡大して,人や物を自己の意思に従って自由に取り扱い,あるいは処分する意味に広く用いられるようになった。…

※「進退」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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