揉烏帽子(読み)モミエボシ

デジタル大辞泉 「揉烏帽子」の意味・読み・例文・類語

もみ‐えぼし【××帽子】

薄く漆を塗って柔らかにもんだ烏帽子かぶとなどの下に折り畳んで着用した。引立ひきたて烏帽子。なし打ち烏帽子。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「揉烏帽子」の意味・読み・例文・類語

もみ‐えぼし【揉烏帽子】

  1. 〘 名詞 〙 薄く漆を塗って柔らかに揉んだ烏帽子。兜(かぶと)などの下に折り畳んで着用したので、兜を脱ぐと引き立てて儀容を整えたため引立烏帽子ともいい、なえた形から萎烏帽子(なええぼし)とも梨子打烏帽子ともいう。
    1. [初出の実例]「甲をば脱童に持せ、揉烏帽(モミエボ)子引立て」(出典源平盛衰記(14C前)四二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む