揚簀戸(読み)あげすど

精選版 日本国語大辞典 「揚簀戸」の意味・読み・例文・類語

あげ‐すど【揚簀戸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 両端を柱で支え、上へ突き上げて開くようにした竹の編み戸。城門などに用いた。揚げ木戸。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「三之丸、外構(そとかまへ)の揚簀戸ををろさず引しかば」(出典太閤記(1625)四)
  3. 竹で編んだ扉を吊った簡単な門。突き上げて開く。主に茶室の露地内に中門として用いられる。桔木戸(はねきど)半蔀(はじとみ)。〔茶道筌蹄(1816)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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