損益法(読み)そんえきほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「損益法」の意味・わかりやすい解説

損益法
そんえきほう

期間損益の算定方法の一つ。誘導法ともいわれる。原則として所定の期間内において実現した総収益と発生した総費用とを対応させて算定する。期首期末の純財産の差額をもって当該期間の損益算定をする財産法に対立する。日本の商法は元来財産法的思考に基づいていたが,特に 1962,1974年の改正により損益法的計算思考に大きく転換し,2005年に成立した会社法に引き継がれた(会社法432,会社計算規則5条以下)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む