摩り磨き(読み)すりみがき

精選版 日本国語大辞典 「摩り磨き」の意味・読み・例文・類語

すり‐みがき【摩磨・琢磨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 金属などをこすって光沢を出すこと。
    1. [初出の実例]「その文三の顔を見て、今まで火鉢の琢磨(スリミガキ)をしてゐたお政が俄かに光沢布巾の手を止めて」(出典浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)
  3. 肌、容姿などにみがきをかけて美しくすること。
    1. [初出の実例]「爰(ここ)なお娘(むす)をすりみがきしたら、いけそふなものかと思ふ」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android