琢磨（読み）タクマ

デジタル大辞泉

たく‐ま【^×琢磨】

［名］(スル)《「詩経」衛風・淇澳から》玉などをとぎみがくこと。転じて、学問・技芸などを練り磨いて向上につとめること。「切磋せっさ琢磨」
「意を曲げても句調を―し」〈逍遥・小説神髄〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

たく‐ま【琢磨】

1. 〘 名詞 〙 ( 「琢」はのみでうつこと、「磨」は砂石でみがくこと。「詩経‐衛風・淇奥」の「有_二匪君子_一、如_レ切如_レ瑳、如_レ琢如_レ磨」による ) 玉や石をとぎみがくこと。転じて、学問・技芸などをねりみがいてますますその向上につとめること。「切磋琢磨」
   1. [初出の実例]「玉縁琢磨、成照車器、人待切差、致穿犀才」(出典：三教指帰（797頃）上)
   2. [その他の文献]〔史記‐礼書〕

琢磨の補助注記

「色葉字類抄」には「琢磨 タクハ 瑩也」とある。「ば」は「磨」の漢音。

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【琢磨】たくま

玉や石をみがきあげる。〔詩、衛風、淇澳〕匪(ひ)たるる君子　切するが如く瑳するが如く　するが如くするが如し

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出典　平凡社「普及版 字通」