摩擦粘性流動(読み)まさつねんせいりゅうどう

最新 地学事典 「摩擦粘性流動」の解説

まさつねんせいりゅうどう
摩擦粘性流動

frictional- viscous flow

おもに脆性延性遷移帯における,層状珪酸塩鉱物を含む断層岩に卓越する変形機構。断層岩の強度は,1)網目状に分布する層状珪酸塩鉱物(緑泥石や白雲母)の摩擦(転位)すべり,2)それらに囲まれる鉱物粒子(石英や長石)の圧力溶解,3)粒子を乗り越える際の膨張,上記各プロセスの貢献度によって決定され,歪み速度と法線応力の両方に依存する。フィロナイトや葉片状カタクレーサイトの形成に寄与し,脆性延性遷移帯における断層強度を下げる働きをする。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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