摺り合せる(読み)スリアワセル

デジタル大辞泉 「摺り合せる」の意味・読み・例文・類語

すり‐あわ・せる〔‐あはせる〕【×摺り合(わ)せる】

[動サ下一][文]すりあは・す[サ下二]
二つのものをこすり合わせる。「手を―・せるようにして独楽こまを回す」
二つの物事を比較する。いくつかの案や意見を突き合わせて調整する。「さまざまな情報を―・せて結論を出す」

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精選版 日本国語大辞典 「摺り合せる」の意味・読み・例文・類語

すり‐あわ・せる‥あはせる【磨合・摺合】

  1. 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]すりあは・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙
  2. こすりみがいて、物と物とが合うようにする。
    1. [初出の実例]「ふせりながら毛を雪にすりあわせてくうていたぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)六)
  3. 物と物とをくっつけてこする。こすりあわせる。
    1. [初出の実例]「乃は舟と棹とすりあはする音がわうわいとなるぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)一)
  4. つき合わせて、うまく調整する。
    1. [初出の実例]「聖賢の書を読み、それを本にして平生の上にすり合せ」(出典:蛻巖先生答問書(1751‐64か)中)

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