撥ね銭(読み)はねせん

精選版 日本国語大辞典 「撥ね銭」の意味・読み・例文・類語

はね‐せん【撥銭・刎銭・跳銭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 上前をはねて得た金銭
    1. [初出の実例]「此土地の芸者に限っては、芸者の玉(ぎょく)のはね銭〈略〉を維持費として立ってゐる新橋演舞場を持ってゐる」(出典:新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉花柳街)
  3. 江戸時代、宿駅問屋場(といやば)経費にあてるため人馬賃銭などの一部をはねたもの。また、渡場でも川会所入用・御用無賃渡などのため、川越賃の一部をはねて充用した。
    1. [初出の実例]「於宿々に出人馬へ可渡賃銭之内、刎銭と唱、少々宛引取」(出典:新選憲法秘録‐五(1821))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む