擬蠍(読み)かにむし

精選版 日本国語大辞典 「擬蠍」の意味・読み・例文・類語

かに‐むし【擬蠍】

  1. 〘 名詞 〙 蛛形(ちゅけい)カニムシ目に属する節足動物総称体形はサソリ形で、体長二~五ミリメートル。白色ないし褐色。四対の歩脚のほかに、カニに似たはさみのついた一対の触肢(しょくし)がある。山地平地、ほら穴、屋内などにすみ、触肢で小昆虫を捕える。すばやく後退するので、俗にアトビサリともアトジサリともいう。コナカニムシメクラツチカニムシなど。日本には約五〇種が分布する。〔生物学語彙(1884)〕

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関連語 名詞 ケイ

動植物名よみかた辞典 普及版 「擬蠍」の解説

擬蠍 (サソリモドキ)

動物。サソリモドキ目に属する動物の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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