擬講(読み)ギコウ

デジタル大辞泉 「擬講」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐こう【擬講】

平安時代以降、三会さんえ講師に任じられる僧。講師に擬された者の意。→已講いこう1
浄土宗や真宗大谷派の僧の学階の一。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「擬講」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐こう【擬講】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 講師に擬せられた者。平安以来、三会(さんえ)の講師に命ぜられてから、それを勤めるまでの期間、その僧が受ける称。
    1. [初出の実例]「講師講者、南北各別之勅会也」(出典:釈家官班記(1355)下)
  3. 浄土宗や浄土真宗大谷派などで定める僧の学階の一つ。〔諸宗階級(1801‐02)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android