支払不能・支払停止(読み)しはらいふのうしはらいていし

世界大百科事典 第2版の解説

しはらいふのうしはらいていし【支払不能・支払停止】

支払不能とは,債務者の弁済能力がなくなったために,弁済期の到来した債務を一般的かつ継続的に弁済できなくなった状態をいう。資産負債の計数上の比較だけでなく,債務者の信用技能などあらゆる要素を総合して判断される客観的な状態である点で,資産負債の計数上の比較に基づく債務超過と異なる。支払停止とは,支払不能であることを外部的に表示する行動をいう。債務者の主観的行為であって,支払拒絶の意思表示のように明示的なもの,夜逃げのように黙示的なもの,手形不渡りによる銀行取引停止処分などの態様がある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

指定感染症

感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)の一類~三類感染症に分類されていない感染症のうち、一類~三類に相当する対応の必要が生じたものについて、1年間を期限に政令で指定する感染症...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android