出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
企業の財務内容を示すものに貸借対照表(バランスシート)がある。企業は株主からの出資(資本)や銀行からの融資など(負債)の手段で資金を調達して事業を行う。バランスシートの右側には、調達手段と金額が書かれている。一方、左側は集めた資金がどういう形になっているか、現預金や固定資産といった形で表記される。通常は、この右側と左側は同額になる。ところが、事業を始めても損失ばかりで利益が出なかったり、保有している資産の価値が下がったりすると、右側の負債が左側を上回って債務超過になる。債務超過になると、自力で借金を返すことができなくなり、増資して資本を厚くする必要が生じる。
企業が株主から預かった資本金や利益の蓄積などの合計(自己資本)がマイナスになり、自社の資産をすべて売り払っても借金を返し切れない状態のこと。企業の財務体質として危機的な状況とされ、資本増強が急務となる。
出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報
債務者の負担する債務の額が、資産の額より上回っている状態のこと。貸借対照表において、「資産」の合計金額よりも「負債」の金額が大きい場合をいう。債務超過の場合には、貸借対照表の資本の金額は、マイナスになっている。
出典 株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について 情報
貸借対照表(B/S) における、「資産」の合計金額よりも「負債」の金額が上回っている状態のこと。
出典 (株)セントラル総合研究所事業再生用語集について 情報
自己資本がマイナスになりいつ倒産してもおかしくない状態を債務超過といいます。債務超過になると企業の信用力が非常に低下し融資がほどんど受けられなくなる状態になります。倒産した場合に、債務を負担するのは有限責任の株主ではなく、債権者だからです。欠損金が出ると、債務超過になりやすいので要注意です。
出典 (株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」会計用語キーワード辞典について 情報
債務が資産を上回る状態のこと。資本の部がマイナスの状態であり、一般的には財務内容が悪い会社と解されている。
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消極財産(負債)の評価総額が積極財産(資産)の評価総額を超える状態。財産評価は,一般には,清算価値(処分価値)によるものとされる。財産だけの単純比較であって,信用,労働力,技能などの人的価値を顧慮しない。株式会社や有限会社では会社の資産だけが債権の引当てであり,債務超過のまま営業を続けると損失を増大させることにもなるので,支払不能とともにこれも破産の原因とされる(破産法127条)。存立中の合名会社や合資会社は無限責任社員の弁済が期待されることもあるので,債務超過は破産原因でない。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
消極財産 (負債) が積極財産 (資産) を上回る財産状態。客観的な経済状態である点では支払不能と同様であるが,積極財産に信用や労力 (技能) を考慮に入れない点で異なる。したがって債務超過でも支払不能でないこともあり,またその逆もありうる。法人において債務超過は,支払不能とともに破産原因であり,相続財産においては債務超過だけが破産原因である。
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